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The Fairy Tower™ Story CHAPTER 3 ゴーレム 塔の側に立っているゴーレムは身長が2m40cmほどもあり、小さな妖精から見れば小山のように大きかった。赤っぽい粘土のようなもので出来た体に銀色に輝く頑丈な鎧をつけており、手足の指には鷲のような青い大きなかぎ爪がついていて、印象としては巨大な泥人形のようである。 勇気のある者がおそるおそる話しかけてみたが、何を話しかけても「こんにちは友達」と言うだけで会話にはならない。 そのうちに子供たちは、「おいで」と話しかけるとゴーレムが後を付いてくることに気がついた。子供たちはこの新参者にたちまちのうちに夢中になり、面白がってあちこちに連れて歩いた。 ほどなくしてゴーレムは子供達のしぐさや言葉を上手に真似るようになった。日が暮れたので「おかえり」と言ってみると、ゴーレムは大人しく塔へ戻っていった。 その次の日、塔の様子を見に来た長老にゴーレムが話しかけた。 ゴーレムは「いくつか質問をしてもよろしいでしょうか」と言った。 長老たちはうなずいた。 「私たちがこの世界にあってもよいですか?」 長老たちは「あってもよろしいだろう」と答えた。 次に彼は「私たちが運んできた生き物の種をここに放してもよいですか?」と尋ねた。異界から来た生き物とは果たしていかなるものなのか。我々に危害を加えるものがいるかもしれないし、食いしん坊のトロールやゴブリンが慣れないものを食べておなかを壊すかもしれない。しばらく考えた末、長老たちは「それはならぬ」と答えた。 「それでは私たちはあなた方のお手伝いをしてもよろしいでしょうか?」 長老たちは「それならよかろう」と答えた。 |
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ゴーレムはほどなくして子供達と友達になった | |||||||||||
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←プレイフィールドのグラマー人魚さんと、ワイバーン。ワイバーンは塔のランプの番人です。こいつをうんと言わせないと、ボールは塔に上れないのだ。 |
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←プレイフィールドの一部です。インドネシアのバロンのような木のお化けは「ENT(エント)」と言って、森の守り神です。エントの足下にあるのは小人達の町。
右側の金のランプはフェアリータワーのランプです。豪華でしょ。 |
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