以下は1993年にリリースされたクリスタルカリバーンについてです。

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時は中世、森には精霊や怪物が潜み、偉大なるブリテン王アーサーが円卓の騎士と共に黄金時代を築いた頃の物語。騎士は様々な戦いや試練をくぐり抜け、聖杯を探求する旅に出る。
ニューヨークタイムズ紙も絶賛のベストセラーピンボール"クリスタルカリバーン"はすべてが日本で開発され、アメリカでSPA ベストシミュレーションゲーム賞を始め各国で数々の賞を受賞。多彩な役、リアルな音とアクション、美しいグラフィックスの本格派ピンボールシミュレーション。スーパーリアルな立体ランプと3マルチボールを操るマルチバトルがアーケードの興奮をあなたのコンピュータに忠実に再現!
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Multi-Battle: ターゲットを完成させ、ボールをロックしていくことで3マルチボールがスタート。アルゴリズムの高速化によって3マルチボール時でも滑らかな動きを実現。 QuickMove: テクニックを必要とする時間制限付きの役を採用。 Holy Grail: 達成するのは非常に難しいが、過酷な試練に成功したときには大いなる聖杯のパワーを手に入れることができる、エキスパートのための役。 Magic Spot Targets: 左右に配置されたスポットターゲットとランプの組み合わせによって多彩な役が獲得できる。 Merlin Magic: 大魔術師マーリンを呼び出すことによってミステリーポイントが得られる。 これらの他にもDragon Million, Extra Ball など他に類を見ないほどの多彩な役が存在し、ダウンロードページから無料ダウンロードできるPDFプレイヤーズガイドには役の詳細が図版入りで16ページにわたって解説されています。 |
受賞歴&レビュー
リトルウイングのピンボールシリーズは世界中で多数の賞を受賞していますが、中でもクリスタルカリバーンは多くの賞を獲得しました。ここにその賞とレビューの一部を紹介します。
- BEST SIMULATION OF 1993 全米ソフトウエアパブリッシャー協会ベストシミュレーションソフト部門でトップ3に入賞。
- 10点満点の9点 - エレクトロニックエンタテインメント誌, USA (9 out of 10 rating -Electronic Entertainment)
- エディターズチョイス賞 - PCゲーマー誌, USA (Editor's Choice -PC Gamer )
- 5点満点の4.5点 - マックホームジャーナル誌, USA (4.5 out of 5 rating -MacHome Journal)
- Windows Choice, 1994 -The Windows誌
- "このリアリズムには圧倒される....クリスタルカリバーンはソフトウエア専門のサンタの今年のギフトリストのトップに載るだろう。"
ニューヨークタイムズ - "クリスタルカリバーンは偉大なピンボールマシンのエッセンスを完璧に取り込んでいる。"
ワシントンポスト - "クリスタルカリバーンは新しいスタンダードだ。これぼどリアルなコンピュータピンボールは他にはない。"
コンピューターゲーム誌 - "一度やったら病みつきになること請け合い。"
マックライフ誌 - BMUG Choice, 1993 -Berkeley Macintosh Users Group, USA
"Back when TRISTAN came out we thought it was cool. Now, two generations later, the folks who brought us TRISTAN have blown us away again, If you want pinball this is it." - You'll forget you're playing on a two-dimensional computer screen... The realism is astonishing.
-John Grossman, Games Magazine, USA
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クリスタルカリバーンは80年代のピンボールを念頭において開発されました。80年代のピンボールの特徴は何といっても立体ランプとスピーディーな球の動きです。台の傾斜が急になると共にフリッパーも強力になりました。データイーストのカタログにはくるみをフリッパーで割っている写真が載せられているぐらいです。(データイーストのフリッパーは新しいうちは特に強力なのです)。
クリスタルカリバーンの開発にあたって第一の目標はランプのリアルな再現でした。ランプに勢い良くボールを通すあの感覚を再現したかったのです。第二は3マルチボールです。球を2つキープするのと、3つキープするのではプレーする上でその難しさは段違いだからです。 オリジナルデザインの前作であるTRISTANは比較的やさしい作りにしてありました。それは私がゲームセンターでプレーしているときに「あったらいいな」と思ったものを多く取り入れていたからです。
例えば両サイドにあるキックバック(コンピュータのピンボールでは多く取り入れられていますが実物の場合、メカの配置の点で実現が難しいのです)や簡単にとれるエキストラボール、ボールを落としてしまった時にロックされたボールがリリースされることなどです。
TRISTANはマルチボールにしてボールを落とさないように注意していれば比較的長時間プレーし続けることができるように設計してありました。 これに対してクリスタルカリバーンは辛口な味付けになっています。多くの役が存在し、どれとどれを組み合わせて取ることが一番効率が良いか、ハイスコアをとるためには現在のプレイフィールドの状態に合わせた戦略を練る必要があります。
たとえば、バンパーのスコアを1,000点から10,000点に上げる「Battle Bumper」という役があります。ボール一つでは効率よく稼げませんが、マルチボールを同時に取れば単純に3倍、さらにフィールドマルチプライヤーをマックスにできれば、ワンヒット150,000点となりますからあっという間に数百万点を稼ぐことができるでしょう。
また「Auto Battle」という落としてしまった球を40秒間の間は自動的にプレイフィールドに復活させる役をマルチボールと同時に取れば、最低40秒間は3ボールの状態が保証されることになります。
これらの役を得るには、スポットターゲットを完成させ、さらにランプにボールを通さなくてはならないため、偶然ではなかなか思うように取れません。さらに一度ある役を取ってしまったら、同じグループの他の4つの役を全て取るまでは再び同じ役を取ることができません。マニュアルに役の詳細が10頁以上にわたって図面つきで解説されているのはこの複雑なルールのためです。
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ゲームセンターでは小さな解説カードが台についているだけで、ルールを解読するために多くの100円玉と時間を必要としますが、マニュアルでゲームルールをじっくり検討できるところはパッケージソフトウエアならではの1つの利点ではないでしょうか。(ただし、自分だけ台を熟知して優越感に浸る喜びは失われてしまいますが)。
さらにクリスタルカリバーンではエキスパートのために"聖杯を城に持ち帰る"という高い関門も用意されています。この役を達成するのは簡単ではありませんが、大きな目標になることでしょう。 さらに、特徴としては基本的な得点が低く抑えられていることが挙げられます。これは5倍まで上がる「フィールドマルチプライヤー」が全ての得点に掛けられるからです。(マジックスピアーという役を加えると最高15倍)。これによって20万点が300万点に化けるわけです。フィールドマルチプライヤーを上げるのに近道はありません。偶然性よりもテクニックがものを言います。
またプレイ時間と得点は比例しないように設計してありますから、同じ時間プレイしてもピンボールのビギナーとエキスパートでは得点に大きな開きが出るでしょう。
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マック版:
ウインドウズ版:
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マック版:
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ウインドウズ版:
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クリスタルカリバーンはライセンスキーコードを入力するまでは、デモ版として動作します。ライセンスキーコードは、リトルウイングのオンラインショップで購入することができます。購入したライセンスキーコードは、E-Mailであなたに送付されます。クリスタルカリバーンにキーコードを入力すると、ロックが解除され製品版として動作するようになります。 ライセンスキーコードを購入したら、プログラムを起動して最初に表示されるダイアログの「キーコードを入力する」ボタンをクリックし、表示されたダイアログボックスにライセンスキーコードとE-Mailアドレスを入力して、「登録ボタン」をクリックしてください。 ロックを解除するには、ライセンスキーコードと購入に使用したE-Mailアドレスが必要です。半角英字で正確に入力してください。キーコードやE-Mailアドレスは前後にスペースが入らないようにお願いします。 |
コインを入れる | CTRL + I |
新規ゲーム | CTRL + N |
ゲーム一時停止 | ESC |
ゲーム再開 | メニュー選択 |
プランジャー | 右シフト |
左フリッパー | Z |
右フリッパー | / |
左揺らし | X |
右揺らし | . (ピリオド) |
正面揺らし | スペース |
- ESCキーを押すとメニューが表示されます。
- 矢印キーでNEW GAMEを選択し、Returnキーを押すとゲームが開始されます。
- ボールがテーブルの右下に出てきたら、Returnキーをしばらく押してから離すとボールが打ち出されます。
- フリッパーは、
ウインドウズ版:Zキーとバックスラッシュ(\)キー で操作します。
マッキントッシュ版: Zキーと スラッシュ(/)キー で操作します。 - スペースバー、Xキー、ピリオド( .)キー でテーブルを揺らす事ができます。
- キーを長く押し過ぎると、TILT(ティルト)というペナルティーになって、フリッパーが反応しなくなります。軽くちょんちょんと押すようにしてください。
- ESCキー を押すと、ゲームを一時停止します。
- 再開するには、もう一度 ESCキー を押して、RESUMEを選択しReturnキーを押してください。RESETを選択してゲームをリセットすることもできます。